ブルース・リーから忍者広まる 三重大教授、ロンドンで講演

ロンドンの「ジャパン・ハウス」で講演する三重大の山田雄司教授=19日(共同)

 【ロンドン共同】忍者研究の第一人者、山田雄司三重大教授が19日、ロンドンの日本文化発信拠点「ジャパン・ハウス」で講演した。今年で死去から50年となったカンフー映画の世界的スター、ブルース・リーを取り上げ「実は彼のおかげで世界に忍者の存在が広まった」と話した。

 山田教授は、1973年に公開されたリー主演の映画「燃えよドラゴン」が大ヒットした後、タイトルの一部を似せた映画「燃えよNINJA」が米国などで81年に公開されたと説明。現代の世でヒーローとして生きる忍者を描いたこの映画もヒットし、忍者の存在が世界に知れ渡ったという。

 講演会は、文化交流促進団体「国際交流基金」が企画した。

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