“時空”を彩る幻想の光 西海・大島文化ホール ステンドグラスの投影楽しんで

ステンドグラスの色彩が投影されたエントランス=西海市大島文化ホール

 長崎県西海市大島町にある大島文化ホールのエントランス。上部に装飾されたステンドグラスの色彩が、太陽の光を受けて壁などに映し出され、幻想的な雰囲気を醸し出している。
 同ホール内に事務局を構える市文化協会の久田昭子さん(62)によると、投影が見られるのは日中の午後。色鮮やかな円状の影が、太陽の動きに伴って壁や正面の階段などをゆっくりと移動する様子を楽しむことができるという。
 光が差す角度は日々、変化しており、秋と春の一時期は投影の軌道が2階入り口中央の柱時計の上に。この日は文字盤付近に重なり、“時空”を幻想的に彩った。
 同ホールの開館時間は午前9時~午後5時。土・日曜は原則休館。同協会では、過去に撮影した投影の様子を交流サイト(SNS)で公開している。

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