拉致問題担当相、松野博一官房長官が兼務で続投「政府一丸へ兼務は適当」岸田文雄首相、新潟日報社に回答

2022年に拉致問題オンライン国連シンポジウムで発言をする松野博一・内閣官房長官兼拉致問題担当大臣(中央)。右は横田拓也さん=2022年6月

 岸田文雄首相は9月19日、新潟日報社が提出していた北朝鮮による拉致問題に関する質問に書面で回答した。13日の内閣改造で、松野博一官房長官に拉致問題担当相を引き続き兼務させたことについて「政府一丸となった取り組みが重要で、内閣の重要政策を総合調整する官房長官に兼務させることは適当だ」とした。

 新潟日報社は13日の首相会見に出席したが指名されなかったため、首相が官邸を通じて回答した。早期解決に向け、専任閣僚を求める意見があることを踏まえ、取り組み方針を聞いた。

 岸田首相は拉致問題を政権の最重要課題とした上で「首脳会談を早期に実現すべく、直轄でのハイレベル協議を進めていく」とコメントした。

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