事故防止で帽子のお守り 児童に贈呈 宇都宮

 あさって(21日)から始まる秋の交通安全県民総ぐるみ運動を前に、宇都宮市では地域の手工芸サークルのメンバーが、事故防止の願いが込められた手作りのお守りを小学生に贈りました。

 明保小学校の児童たちに贈られたのは、その名も「事故帽子」です。「帽子」の形のお守りと交通事故を防ぐ「防止」をかけて、宇都宮市明保地区で活動する「雨情女性クラブ」の手工芸サークルが毎年作っています。

 お守りは、ペットボトルのふたに着物などの端切れを巻いてリボンで飾ったもので、事故防止などを呼び掛ける標語が貼られています。

 「事故帽子」は、地区内に本社を置く警備業、太陽警備保障・社長の高山實さんが考案し、数年前からクラブのメンバー12人で作り始めました。

 これまで製作された「事故帽子」は、宇都宮中央警察署に寄贈され、警察署では運転免許証の更新で訪れた人たちに渡しています。

 今回は、地元の子どもたちを交通事故から守ろうと、全校児童分の600個を作り、初めて子どもに贈ったということです。

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