<イベントレポート>津田健次郎とidomがサンローランの回顧展イベントに登壇「イマジネーション大爆発」

9月20日から開催される【イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル】のオープニングイベントが、9月19日に東京・国立新美術館にて開催され、音声ガイドのナビゲーターを務めた津田健次郎と、テーマソングを手がけたidomが登壇した。

本展はイヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、サンローランの没後日本で初めて開催される大回顧展。ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む約300点が展示される。

サンローランの衣装を身に着け登場した津田。特に気に入ったルックを聞かれ、展覧会のポスターにもなっているピート・モンドリアンの絵画をモチーフにした作品など「かっこいい作品がいっぱいありました」と上げながら、「マトリョーシカのウエディングドレスは素晴らしいですね。サンローランさんのイマジネーション大爆発という感じでした」とコメント。

大学時代にデザインを専攻していたidomは、ジャンプスーツが特に好きだったと上げ「自分がプロダクトデザインをやっていたので、機能的な部分からファッションに落としこむという部分に惹かれた」と話した。

今回の音声ガイドでは、ナレーションに加えてサンローランの名言を聞くことができるとのこと。津田は「ナレーションと名言で、雰囲気を変えて入れているので、普通の音声ガイドと違うところ」とし「作品を見ていただき、ご自分のインスピレーションで色んなことを感じていただき、その上で作品にまつわる音声ガイドを聞いていただけると、情報量が増えて世界が深くなったりするので、その順番がおすすめ」と紹介した。そして、名言のひとつ「流行は移り変わるが、スタイルは永遠である」を生披露し、報道陣を沸かせた。

またidomは、本展のために書き下ろしたテーマソング「Knock Knock」を初披露した。楽曲制作に際しては「まずイヴ・サンローランという人物像を自分の中に取り込む作業から始めた」というidom。「“独自のスタイル”というか、固定概念にとらわれないスタイルを自分の中にインプットした」と語った。

「Knock Knock」披露後、津田は「実際に生で聴くと厚みが違う。かっこよくてクセになりますね」と絶賛。idomは「声のスペシャリストの方なので、ちょっとドキドキしていたんですけど(笑)。ほめて頂けて光栄です」と照れながら答えた。

◎イベント情報
【イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル】
2023年9月20日(水)~12月11日(月) 東京・国立新美術館

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