ちばぎん証券に過怠金5千万円 日証協、千葉銀と武蔵野銀けん責

 日本証券業協会は20日、顧客の投資経験などを把握せずに「仕組み債」と呼ばれる高リスク金融商品を販売したとして、ちばぎん証券(千葉市)に過怠金5千万円を科す処分を行ったと発表した。親会社の千葉銀行(千葉市)と、武蔵野銀行(さいたま市)もそれぞれけん責処分とした。

 日証協によると、ちばぎん証券は投資経験のない顧客らに商品設計が複雑な「仕組み債」を販売していた。千葉銀は苦情が多数寄せられていることを把握していたにもかかわらず、原因分析や改善策の立案などに十分取り組まなかった。

 金融庁は6月、3社に対し業務改善命令を出した。

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