鏡(宇都宮出身)パリ五輪内定 レスリング世界選手権、女子76キロ級で決勝進出

鏡優翔

 レスリングの世界選手権第4日は19日、セルビア・ベオグラードで各階級が行われ、女子の最重量級に当たる76キロ級で鏡優翔(かがみゆうか)(宇都宮市出身、東洋大)が決勝に進出、3位以内が確定しパリ五輪代表に内定した。鏡の五輪出場は初めて。

 鏡は第6シードから勝ち上がり、準決勝でキューバ選手と対戦。開始約2分で1点を先制すると、その後も得意のタックルから相手のバックを2度奪って5-0とリード。終了間際に反撃を受けたものの5-2で逃げ切った。

 山形市生まれの鏡は、小学校入学と同時に家族で本県に移住。雀宮南小から雀宮中に進み、3年進級時に「JOCエリートアカデミー」に入校するため転校した。

 本県関係選手のパリ五輪代表内定はスポーツクライミング男子複合の楢崎智亜(ならさきともあ)(宇都宮市出身)に続き2人目。

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