2024年5月に岡山県内で開かれる「第74回全国植樹祭」に向け、有漢東小(高梁市有漢町上有漢)で20日、児童が育てたヒノキなどの苗木を同祭実行委員会に引き渡すセレモニーが行われた。
県内では21年度から、開催機運を盛り上げようと、同小を含む小中高校や企業など37団体が苗木計約1400本の育成に協力。実行委が引き渡しを受け、10月21日に新見市、11月25日に高梁市で植樹を計画している。
同小のセレモニーは各団体を通じて最初の開催となり、全校児童約80人が参加。児童代表3人が「大切に育てました」と15~50センチほどのヒノキ、コナラ、イロハモミジの苗木61本を実行委の山田威夫事務局長らに引き渡した。事務局長は「2年間育ててくれてありがとうございました」とお礼を述べた。
6年生の児童(11)は「コナラはドングリから育てたので、本当に大きくなるのかと思っていた。育ってくれてうれしい」と笑顔で話した。
22年度からも別の37団体が苗木を育てている。