絵画や工芸 秀作101点展示 県展津山会場1期21日開幕

開幕に向けた準備が進む県展の津山会場

 「県展」と呼ばれて親しまれている岡山県内最大級の公募展「第74回県美術展覧会」(県、山陽新聞社、おかやま県民文化祭実行委主催)津山会場が21日、津山市新魚町のアルネ・津山4階市立文化展示ホールで開幕する。絵画や工芸などの秀作が並び、作州地域に芸術の秋の訪れを告げる。

 上位入賞作品のほか、作州地域10市町村の入賞・入選、委嘱、招待などの計263点を日本画、洋画、工芸、写真の4部門の1期(21日~25日)と書道、彫刻の2部門の2期(28日~10月2日)に分けて展示する。

 1期は岡山市長賞に輝いた真庭市、山根義秋さんの備前焼「花器」、地域奨励賞に選ばれた津山市、福見容子さんの日本画「初夏」など101点が会場を彩る。

 20日はスタッフ約10人が設営作業。作品の配置や照明を入念に調整し、開幕に向けて準備を整えた。

 午前10時~午後6時(21日は午前10時半開場)。入場料は一般500円(2期は400円)、高校生以下無料。21日は開会式が開かれる。

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