円下落、一時148円16銭 昨年11月以来の円安水準

 20日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=148円16銭を付けた。昨年11月上旬以来、約10カ月半ぶりの円安水準。前日の米長期金利が上昇したことを受け、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。

 午後5時現在は前日比49銭円安ドル高の1ドル=148円13~15銭。ユーロは46銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円34~38銭。

 20日の東京市場は朝方から小幅な円安で推移。米連邦公開市場委員会の結果公表を控える中、政府と日銀による為替介入への警戒感もくすぶり、神経質な展開となった。その後、夕方にかけて円安が進み、1ドル=148円台まで下落した。

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