西山潤&田中美麗共演で「こういうのがいい」がドラマ化。共感が詰まった“ラベリング不要”な男女の関係を描く

ABCテレビでは、10月から連続ドラマ「こういうのがいい」(日曜深夜0:55、日時未定。関西ローカル。DMM TVで同時独占配信)がスタート。西山潤が地上波連ドラ初主演を務め、田中美麗がヒロインを演じる。

「こういうのがいい」の原作は、漫画WEBサイト「となりのヤングジャンプ」で連載中で、コミックス累計発行部数が130万部を突破した双龍氏による同名作品。恋愛という形に辟易していた男女が織り成す、ゆるくて、気楽で、エッチな大人の日常系ドラマが誕生する。

IT系企業にエンジニアとして務める在宅ワーカー・村田元気(西山)は、恋人からの束縛にうんざりしていた。電話でも、会った時でも「私と仕事どっちが大事か」「本当に私のことが好きなのか」と面倒な質問攻めの毎日に疲れ果て、別れを告げる。一方で、性に奔放な江口友香(田中)は、日々の振る舞いや言動にまで厳しく注意しては、自分のモラルを押し付けてくる彼氏に辟易していた。それでいて、自分の会話にはいつまでも付き合わせる自分勝手さに愛想をつかし、別れを告げる。そんな中、オンラインゲームのオフ会で出会った村田と友香は、エッチな話題でも無用な質問攻めもモラルの押しつけもなく、自然に会話ができる関係性に居心地のよさを覚えた2人は、オフ会後にそのままラブホテルへ。互いを気遣うことなく気負うこともなく話せて、エッチも気楽にできる束縛のない自由な男女の関係=フリーダムフレンド(フリフレ)となった村田と友香の日常が始まる。

主人公・村田に扮(ふん)する西山は、「2人のキャラクターが魅力的だと感じました。形にとらわれる恋愛をしたくない2人が新しい形で関係値を深めていく姿がうらやましいですし、心(しん)を持ちつつ自由に生きる2人がカッコいいなと思いました」と作品の魅力を述べ、自身の役どころについては「村田元気のような友達が欲しいなと思います。村田の優しくてユーモアのある独特な世界観が大好きなので、そこを大事に自分らしく表現したいです」と意気込む。

エッチが大好きで性に奔放なヒロイン・友香を演じる田中は、「恋人という肩書きのない2人がお互いの欲に正直に生きる人間らしさを表現したり、私の知らない大人な世界を、原作を通して堪能できるのに少しワクワクしています。原作の雰囲気や世界観にどれだけ私が寄り添えているか、それをご覧いただく皆さまからのご意見を伺えるのが楽しみです!」と期待を口にする。

また、演じる友香に関しては「自由奔放で何にも縛られない、縛られたくない友香は本当に唯一無二の存在だと思うので、漫画からそのまま出てきたような、勢いやユーモアさ、そしてかわいくて素直な内面を演じられるように心がけてみました。時折垣間見える彼女の本質だったり、繊細なところなど、その“人間らしさ”というのにも真っすぐ向き合っていこうと思いました」と心境を明かす。

そんな田中との共演に、西山は「本読みで初めてお会いしたのですが、読み合わせの際に『あ、友香だ』と思いました。真っすぐで一生懸命に友香を演じる田中さんとお会いして、クランクインが楽しみになりました」と第一印象に触れつつ、「特別に難しいセリフもなく淡々と日常を描いているところです。三木(康一郎)監督をはじめとするスタッフの皆さんや、共演者の田中美麗さんと試行錯誤しながら撮影しています。会話劇を楽しみながら丁寧に演じていきたいと思っております」と報告。

対する田中は、西山を「すごくフレンドリーで、とても頼りになる方」と表し、「私は今回の作品が休業明け一発目のドラマ撮影でとても緊張していたのですが、西山さんがいろんな面で引っ張ってくださり、作品を創る上で心強い存在でした。また、原作の村田役にもぴったりで、いろんなことを学ばせていただいてます」と信頼関係を築いている様子。

そして、あらためて西山は「村田と友香のような関係があってもいいな、と思えるすてきな作品です。皆さんが共感できる部分もあると思います。緩やかな日常とちょっぴりエッチな2人の世界を楽しみにしていてください!」と呼び掛け、田中は「ゆるくて、気楽でちょっぴりエッチな、ある意味ファンタジー(!?)でもあり、意外とあるのでは?と考えさせられる大人の日常系の新しいジャンルの作品になりました。私は一生懸命に体当たりで演じさせていただきました。ご覧いただく皆さまのお一人お一人の心に私の体当たりの全力が届くと本望です。ぜひお楽しみください!」とアピールしている。

原作者の双龍氏は、ドラマ化に際し、「まず大変うれしかったのと、驚きました。なぜなら、今作はかなり性的描写が多い内容なので、実写化されるとは予想もしていなかったからです。この作品のテーマとしては既成概念に捉われない自由で軽やかな男女関係の日常なのですが、漠然と『なんかいいなぁ』と感じていただけるとうれしいですね。それと、自由には責任も伴うので『自由≠なんでもあり』ということが少しでも伝わるといいのかなと思っています。いずれにせよ、楽しんでいただけることを願っております!」とのコメントを寄せている。

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