「理解いただけるよう進める」尾道市の学校再編案が可決 尾道市議会 閉会 10月にも開校準備委員会 立ち上げへ 広島

尾道市議会は、市中心部にある学校再編に関わる条例案などを原案通り可決しました。

20日は、市議側から学校再編によって新設する統合校2校の設計費などを盛り込んだ債務負担行為を削除する補正予算案の修正案が提出されました。しかし、採決の結果、否決され、5億895万円の補正予算案が原案通り可決しました。

また、学校再編に関わる条例案も議員22人賛成、6人が反対したことから、条件となる出席議員の3分の2を上回る賛同を得て可決となりました。

学校再編を巡って尾道市教委は、土堂・長江・久保小学校を統合した新たな小学校と、長江・久保中を再編した中学校をそれぞれ2025年に開校する方針です。2027年度から子どもたちは新たな校舎で学ぶ予定です。

宮本佳宏 教育長
「たくさんのご意見・ご指摘をいただきましたので真しに受け止め、1つひとつご理解をいただけるようやっていかなくてはいけない」

今後について宮本教育長は、来月にもそれぞれの学校の校長やPTA会長などで構成する「開校準備委員会」を立ち上げる考えを示しました。

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