三浦市内の空き家、400軒超す 8年前の1.5倍 市が実態調査へ

三浦市役所

 人口減が深刻な三浦市内で、空き家が増えている。高齢者の多い三崎地区を中心に418軒あり、8年前の約1.5倍に達した。市は対策を進めるとともに、対策計画を改定するための実態調査を本年度行う。

 市都市計画課によると、418軒(3月時点)の内訳は小規模の修繕で再利用可能な「Aランク」が149軒、中規模の修善を要する「Bランク」が158軒、家屋の傾きや損傷があって大規模修繕が必要な「Cランク」が87軒、家屋が全体的に傾くなど危険性の高い「Dランク」が24軒だった。地域別では三崎地区が74%を占め、南下浦地区15%、初声地区11%だった。

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