【尾道市】3つの小学校と2つの中学校を統合する条例改正案 市議会が可決

校舎の老朽化や児童・生徒の減少を受け、尾道市が提出した3つの小学校と2つの中学校をそれぞれ統合する条例改正案が市議会本会議で可決され、学校の再編が決まりました。

■尾道市議会 吉和 宏議長

「賛成者は22人であり、所定数以上であります。よって本案は可決されました」

最終日を迎えた尾道市議会。市内の小・中学校を統合するための条例改正案に22人が賛成。出席議員の3分の2以上の同意を得て、可決されました。

尾道市教委は老朽化した校舎の耐震性などを考慮し、久保・長江・土堂の

3つの小学校を統合。さらに、久保・長江の2つの中学校も統合する方針を示していました。

20日の本会議は、統合に反対する住民らが傍聴。採決を前に、議員から

「住民の理解が十分に得られていない」などとする声が相次ぎましたが、

統合の方針は原案通り可決されました。

■尾道市教委 宮本佳宏教育長

「地域のみなさまのご協力あっての学校」

「新しい学校にご協力いただけるように、教育委員会としてしっかり取り組んでいきたい」

尾道市教委は、約64億円と見積もった総事業費を「最大限圧縮に努める」としています。統合後の新たな学校は、2025年4月の開校を予定しています。

(2023年9月20日放送)

© 広島テレビ放送株式会社