今夏移籍で大当たりだったJリーグクラブに加入した外国籍選手3人

夏も終わり、9月下旬となったJリーグは佳境に入りつつある。

今夏の移籍市場はJ1川崎フロンターレの元フランス代表FWバフェタンビ・ゴミス加入、J1ヴィッセル神戸が元スペイン代表MFフアン・マタの獲得が話題の中心となった。

そんな中で今夏新たに獲得した外国籍選手で水を得た魚のように躍動しているプレーヤーがいる。

今夏移籍で大当たりだったJリーグクラブに加入した外国籍選手3人を紹介する。

9試合4得点3アシスト!千葉の救世主に!

ドゥドゥ

国籍:ブラジル

ポジション:左ウイング、センターフォワード

所属クラブ:ジェフユナイテッド千葉

今年7月にJ3のFC今治からJ2千葉へ加入したドゥドゥは加入後すぐにチームにフィットして得点とアシストを量産している。これまで加入してから9試合4得点3アシストと得点に直結するプレーでチームを助けている。

2014年のJ1柏レイソル加入から一度ブラジル帰国を経てヴァンフォーレ甲府、アビスパ福岡、FC町田ゼルビア、今治、そして千葉と国内クラブを渡り歩いてきたため、Jリーグへの適応は問題ないベテランストライカーだ。

今治では主にセンターフォワードを務めてJ3で16試合8得点3アシストを記録する活躍を見せた。千葉では左ウイングにコンバートされて活躍しているため経験値の高さ、優れた柔軟性、そして素晴らしい決定力を証明した。ドゥドゥが加入後初試合となる町田戦に出場してからチームは7勝1分1敗と好調であり、J1昇格プレーオフ圏内6位に入る原動力となっている。

京都の守護神問題を解決に導く韓国人GK

ク・ソンユン

国籍:韓国

ポジション:ゴールキーパー

所属クラブ:京都サンガF.C.

今年7月25日にJ1北海道コンサドーレ札幌から期限付き移籍でJ1京都に加入したクは、これまでリーグ戦に3試合に出場した。出場試合では1分2敗と勝利に貢献できてはいないが、今月15日に開催されたJ1第27節アウェー浦和レッズ戦で枠内シュート6本が飛ぶ中で、実力を発揮する形でスコアレスドローに持ち込んだ。

これまで京都はオランダ人GKヴァルネル・ハーンを獲得するなど、守護神選定に苦労するシーズンを過ごしていた。ニュージーランド代表GKマイケル・ウッド(現在ヴァンフォーレ甲府に期限付き移籍)、アカデミー出身のGK若原智哉、ベテランGK太田岳志とメンバーは揃っていたものの、なかなか正守護神が決まらずにいた。

その中で今夏加入したク・ソンユンは浦和戦で好パフォーマンスを発揮したため、京都のゴールマウスを守る選手としてファンから大きな期待を受けている。

即戦力という言葉を体現する新10番

マルコス・ジュニオール

国籍:ブラジル

ポジション:シャドー

所属クラブ:サンフレッチェ広島

今夏にエースナンバー10番を背負っていたMF森島司が下部組織時代に過ごしたJ1名古屋グランパスに電撃移籍したことで、横浜F・マリノスから先月11日にMFマルコス・ジュニオールを緊急補強した。

加入してすぐの8月19日に開催されたJ1第24節ホーム川崎戦で後半頭から投入されたマルコスは、水を得た魚のような大活躍を披露。後半15分にペナルティーエリア内に軽快なドリブルで侵入して右足でファーのサイドネットに突き刺す2得点目を挙げると、試合終了間際の後半52分には浮き球スルーパスでFW満田誠の決勝弾をお膳立てと1ゴール1アシストの活躍で勝利に導いた。

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これまで4試合1得点2アシストと数字の上でも結果を出しているが、数字以上に持ち前の攻撃センスを生かして、チームのオフェンスを活性化している。加入後3勝1分と広島の新10番は即戦力という言葉に相応しい活躍でチームを常勝へと導いている。

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