【台風13号】茨城県内の大雨被害 中小企業16.9億円に

被災情報

茨城県災害対策本部は20日、台風13号に伴う大雨の影響で、中小企業の被害が10市で162件に上り、推計被害額が16億9500万円になったと発表した。農業の被害は農地への土砂流入など7市村で46件。林業は山林の斜面崩落など3市で25件となった。

同日午後5時現在、建物の浸水被害は11市町村で約1500棟。このうち住宅の床上浸水は7市村で624棟、床下浸水は11市町村で754棟。土砂崩れは8市町で299件に増えた。

被災者に一時的に貸し出した県営住宅は、日立、高萩、北茨城の3市で12戸。避難所は北茨城市の2カ所で、3人が避難している。一般道は県北地域の県道4路線で通行止めが続いている。

【県内の大雨被害】
死者 2人
軽傷 2人
住宅床上浸水 624棟
(北茨城285、高萩162、日立169、常陸太田2、ひたちなか2、水戸3、東海1)
住宅床下浸水 754棟
土砂崩れ 299件
避難所の避難者 3人
(県まとめ20日17時現在)

© 株式会社茨城新聞社