レヴィ会長が過去の監督人選を回顧「ミスだった」

写真:過去の監督人選についてコメントしたレヴィ会長 ©Getty Images

今季トッテナムは新監督にアンジェ・ポステゴグルー監督を招聘した。この人選をめぐっては懐疑的な意見もみられたが、リーグ戦5試合を消化した時点で2位と好位置につけている。しかし、トッテナムのダニエル・レヴィ会長は過去に招聘した監督人選について、「ミスだった」と語ったという。イギリス『BBC Sport』電子版が伝えている。

トッテナムは2019年11月、成績不振を理由にマウリシオ・ポチェッティーノ監督を解任した。後任を決めるにあたりレヴィ会長は、「戦略を変えなければならない」というプレッシャーを感じたという。

「勝てないフラストレーション。何人かの選手や多くのファンからの、勝つために大金を使い、大物監督やビッグネーム獲得の要求がプレッシャーとなり、私の決断に影響を与えた」

クラブを初のチャンピオンズリーグ決勝へ導いたポチェッティーノ監督を解任し、その偉大な功績を残した監督の後任を決めるにあたり、周囲からのプレッシャーがあったことを明かしたレヴィ会長は、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドでプレミアリーグ優勝経験を持つモウリーニョを監督として起用することを決断した。

その後は、プレミアリーグでも実績のあるヌーノ・サントス、アントニオ・コンテ監督を迎え入れたものの、どちらの体制でも「タイトル獲得」というクラブが掲げる目標には届かなかった。

「彼らは偉大な監督だが、このクラブには向いていなかったのかもしれない」と語り、自身の監督人選にミスがあったことを認めた。

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