ガーシー被告初公判の傍聴券倍率約30倍 立花孝志氏は傍聴券ゲット「運命なのかな」

動画投稿サイトYouTubeで、芸能人や会社経営者らを脅迫したとして、暴力行為等処罰法違反(常習的脅迫)などの罪に問われた前参院議員のガーシー被告(51、本名・東谷義和)の初公判が19日、東京地裁(佐伯恒治裁判長)で行われる。

18枚の傍聴券を求め、同地裁には560人が並んだ。政治団体・NHKから国民を守る党の党首で、代表権を争う政治家女子48党の立花孝志氏(56)は党関係者8人で抽選に臨み、傍聴券をゲットした。

記者団の取材に応じた立花氏は「30分の1くらいの確率で当たったという意味では、ある意味運命なのかな。本人や弁護団がどういう認否をするのか確認したい。やっぱり人間不信になっていると思う。きょうは顔を見るだけでも違うから。〝支えますよ〟とアイコンタクトでわかると思う。笑顔で頑張ってねという顔をしようと思う」と話した。

同地裁の長蛇の列に「ジャニーズの問題もあって(ガーシーには)追い風なんだろうな」と、国民の関心の高さを感じるという。6月4日の逮捕後は接見ができず、弁護士を通してしか連絡が取れなかったといい「悪を告発すると、権力側からの刑事事件というのは必ず起こる。僕にも大きな責任があると強く感じている。一緒にまた仕事をしたいという申し出はしている。人を殺したとか、大した罪じゃない。反省して出てきてほしい」と、ガーシー被告を思いやった。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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