<新型コロナ>初日は19施設で381人に…加須市が秋の接種開始、会場は市内32医療機関 早めの接種呼びかけ

オミクロン株XBB1価ワクチンの接種を受ける市民=20日午前、埼玉県加須市大門町の加藤こどもクリニック

 埼玉県加須市は20日、新型コロナウイルスの主流株に対応したオミクロン株XBB1価ワクチン(米国ファイザー社製)の接種を開始した。市内32医療機関を接種会場にし、初日は19医療機関で381人が接種を受けた。

 市健康医療推進課によると、対象者は2回目の接種を終了した全ての人約9万8千人。今年春開始接種を完了した人に11日から順次接種券を配送している。

 加須市大門町の加藤こどもクリニックでは、北埼玉医師会会長でもある加藤誠院長(73)が新ワクチンを打った。加藤院長は「最近また新型コロナウイルスが流行している」と早めの接種を呼びかけた。

 接種を受けた市内在住の小山志信さん(66)は「孫が5人いる。もし感染してうつしたら大変なので接種を受けた。旅行などにも行くので、安心できる」と話していた。

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