来季ブレイク間違いなし!?今季5度目の猛打賞で6戦連続H!打率.301と打撃好調の阪神2軍に潜む佐藤輝明&森下翔太以上の逸材とは!?

野口恭佑が今シーズン5度目の猛打賞

9月20日、鳴尾浜球場で行われたウエスタン・リーグのオリックス・バファローズ戦に、「6番・左翼」で先発出場した野口恭佑は、4打数3安打。今シーズン5度目の猛打賞で、6試合連続安打を記録。打率.301と打撃好調で、今オフでの支配下登録へアピールした。

4回、2アウト1塁の場面で打席に立った野口恭佑は、オリックス・バファローズ先発の村西亮太の3球目117kmチェンジアップをレフトライン際に運ぶヒットを放ち、2アウト1、2塁のチャンスを演出。しかし、板山祐太郎がセンターフライに倒れ、得点は奪えなかった。

さらに7回、先頭打者で打席に立つと、野口恭佑は再び村西亮太の3球目116kmスライダーをレフトへ運ぶヒットを放ち、ノーアウトのランナーとして出塁。

最後は、9回1アウト走者なしの場面で、野口恭佑はオリックス・バファローズ3番手・才木海翔の6球目150kmストレートをセンターへ弾き返すヒットを放ち、今シーズン5度目の猛打賞を記録した。

野口恭佑は春季キャンプにて左太腿裏を肉離れし、1度は治ったものの、4月上旬に再発。別メニュー調整を続けていたが、5月23日に2軍の本体へ合流し、7月末の期限までに支配下登録を勝ち取るべくアピールを続けてきた。残念ながらケガでの出遅れがあったこともあり、今シーズンでの支配下登録は成し得なかった。

それでも、8月1日の中日ドラゴンズ戦で今シーズン2度目の3安打猛打賞を記録すると、2日の中日ドラゴンズ戦で根尾昂のストレートを先制の2号2ランホームランにしたフルスイングは、阪神ファンも惚れ惚れするほどのもので、未来の阪神のクリーンアップを託したくなるほどの逸材だ。4日の中日ドラゴンズ戦では、3号ホームランを含む今シーズン3度目の3安打猛打賞を記録した。

8月5日のオリックス・バファローズ戦では2試合連発となる4号ホームランを放ち、8月11日の広島カープ戦で8月4本目となる5号ホームラン。8月1日の中日ドラゴンズ戦から9試合連続安打を記録するなど打撃絶好調を維持した。

9月に入っても打撃の調子は衰えず、3日のオリックス・バファローズ戦から3試合連続ノーヒットが続き、打撃が下降気味になり始めたかと思われたが、9日の中日ドラゴンズ戦で8月11日の広島カープ戦以来19試合ぶりの一発を放つと、そこから6試合連続安打を記録。打率も8試合ぶりに3割に復帰を果たし、今オフでの支配下登録へアピールを続けている。

野口恭佑の打撃が良くなった要因は、構えのバランスがいいことに加え、北川コーチは軸足の右足を使うことを助言され、タイミングが取りやすくなり、ボール球を見極められるようになったことが挙げられる。

和田2軍監督も打撃だけなら十分、支配下に入る力を持っていると太鼓判を押す野口恭佑には、今シーズン2軍で試合に出続け、ゲーム体力をしっかりとつけ、今シーズンのオフで即支配下登録を勝ち取り、来シーズン大ブレイクを果たしてもらいたい。

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