みんなの「HUB」に…7階建ての広い自由空間、カフェやラウンジも 城西大・坂戸キャンパスに新校舎

23号館「JOSAI HUB」の完成を祝いテープカットする関係者=20日、埼玉県坂戸市けやき台の城西大学坂戸キャンパス

 城西大学が埼玉県坂戸市けやき台の坂戸キャンパスに建設していた新校舎が完成し、関係者ら約120人が出席して20日、竣工(しゅんこう)式が行われた。誕生した施設は、学部を超えた学生同士だけではなく、大学と地域の交流拠点として活用されることも期待されている。

 新たに建設された23号館「JOSAI HUB(ハブ)」は、鉄筋コンクリート造り7階建て、延べ床面積約2万2千平方メートル。東、中央、西の三つのエリアを、巨大なひさしでつないだ構造となっている。2020年6月に着工し、今年7月末に完成。主に経済学部と理学部の学生たちが使うが、1階のひさし部分にはカフェやラウンジなど、さまざまな活動に利用できる開放的なスペースを配置した。名称の「HUB」は、学生と大学、地域の結節点(ハブ)となることを期待される施設の機能から付けられた。

 竣工式で、学校法人城西大学の上原明理事長は「いろいろな方に、23号館を触って、歩いて、学んでもらえる。いい舞台装置ができた」とあいさつ。同大学の藤野陽三学長は「広い自由空間で新しい学びをしてもらい、素晴らしい学生を世の中に送り出したい」と誓いを新たにした。

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