統計調査員証が紛失 悪用の恐れ、訪問時には確認を 長崎・諫早市が注意呼びかけ

 長崎県諫早市は20日、市内で国の住宅・土地統計調査に従事する統計調査員が、身分を証明する「調査員証(縦65ミリ、横95ミリ)」と、必要な場所に立ち入るための「立入検査証(縦74ミリ、横105ミリ)」を紛失した、と発表した。
 「かたり調査」などに悪用される恐れがあるとして、市は統計調査員が訪問した際は顔写真付きの調査員証を確認するよう、市民に注意を呼びかけている。
 市によると、統計調査員は県知事が任命する非常勤公務員。70代の女性調査員が15日、自宅を整理していた際、紛失に気づいた。前日はケースに入れ、首からかけた状態で調査活動に使用したという。女性は19日に市に報告。警察に遺失物届を提出した。
 市は「統計調査員に対し、調査員証を含む書類の管理について、あらためて指導を徹底する」としている。問い合わせは市地域振興課(電0957.22.1500)。

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