企業などの顧客満足度向上へ 電話応対の技術を競うコンクール

 企業などの顧客満足度の向上につなげようと、電話の応対技術を競うコンクールが20日、宇都宮市で開かれました。

 このコンクールは電話応対の技能向上を通じて顧客の満足度を高める経営の推進を図ろうと「日本電信電話ユーザ協会栃木支部」が、毎年開いているもので26の事業所から41人が県大会に臨みました。

 新型コロナの影響で対面形式での大会は4年ぶりとなります。今回のテーマは「寄り添う気持ちで、届ける安心と満足」です。

 例年は、出場者が顧客からの電話を受けて答えるという形式でしたが今回は、出場者が食事を宅配するサービス会社の営業職員という想定で事前にインターネットで受け付けた注文内容について顧客に電話をかけて確認する形式で行われました。会話から得た情報に基づいて顧客に適した商品を紹介することが求められます。

 声の大きさや話すスピードといった電話応対の基本はもちろん、会話の要点を把握する力や顧客に商品を説明する力などが審査の対象になっていて、出場者は日ごろの練習の成果を披露していました。審査の結果、ケーブルテレビの若松美咲さんが優勝に輝きました。若松さんは10月20日に北海道で行われる全国大会に栃木県代表として出場します。

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