ペットも人も食べて、食塩不使用のレトルト食品 宮古・NPO法人

地元食材を使った「ファミリーフード」をPRする小幡勉理事長

 宮古市で食品製造などを手がけるNPO法人イーハトーブとりもと(小幡勉理事長)は、ペットも人も食べられる「岩手のファミリーフード」を発売した。原材料の魚や肉は県産にこだわったレトルト加工食品で、ペットフード市場が活況を呈する中、新たな岩手の土産品としても売り出したい考えだ。

 三陸の海でとれたブリやイワシ、県産和牛すね肉や手羽先など6種を用意。犬や猫などのペット向けに食塩や調味料は使用しておらず、常温保存でそのまま食べられる。人が食べる時はしょうゆやマヨネーズで味付けするのがおすすめだ。1個680円。季節に応じて魚種が変わることもある。

 同法人は障害者を雇用して居酒屋やカレーなどのレトルト食品製造工場を運営している。自らも愛犬家の小幡理事長(75)がペット向け土産の需要に着目し、「土産品の新分野を開拓してみたい」と企画した。

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