「くすぶり女とすん止め女」レギュラーキャストが解禁。劇中メインテーマは14歳の新星・田中恵玲奈の「今夜」に決定

西田尚美と香音がダブル主演を務め、テレビ東京ほかで10月10日にスタートするドラマチューズ!「くすぶり女とすん止め女」(火曜深夜0:30)のレギュラーキャストが解禁された。

2022年11月に放送されたドラマチューズ!「完全に詰んだイチ子はもうカリスマになるしかないの」で、一度失敗しただけですべてを否定し立ち直れなくさせる世間の風潮に一石を投じる社会派コメディードラマを手掛け、話題を集めたMEGUMIが、今回は、ふちいく子氏の人気エッセー「くすぶり女のシンデレラストーリー」(梓書院)を原案に、女性応援ドラマの第2弾をプロデュース。「くすぶり女とすん止め女」は、モラハラ夫と離婚したいが経済力や自己肯定感が低く踏み切れない49歳の2児の母と、恋愛も仕事も万年2番手で満たされない思いを抱える25歳の女性の出会いから始まる物語だ。世代間ギャップを逆手に取って、現代の女性が抱える悩みや違和感に切り込んでいく。

専業主婦として生きてきた主人公の2児の母・山本郁子(西田)は、モラハラ夫から「何をやらせても駄目」「お前の仕事は家事と子育て」と25年間虐げられてきた。ある日、夫が「女みたいで気持ち悪い」と息子の姿を侮辱したことをきっかけに、子どもたちを守るため家を出る決断をする。離婚のために始めたアルバイトだったが、謎の男・八田誠にスカウトされ、行き着いた先はなんと夫と同じ職場。そんな絶体絶命な状況の中、同僚の令和女子・工藤ほのか(香音)と出会う。郁子から見ると、かわいくてなんでもこなしているように見えるが、彼女も仕事や恋愛、母親との関係に悩み、満たされない気持ちを抱えていた。世代の違う2人がぶつかり合いながらも、郁子は夫と離婚するために、ほのかは営業成績で1番になるために、互いに手を取り合っていく。

そんな謎に満ちた八田を演じるのは、渋谷謙人。八田は郁子の可能性を見抜いて、営業二部の部長として働く自分のPR会社にスカウトし、郁子のよき理解者となる。郁子を夫に引き合わせた八田の思惑とは?

渋谷は「『くすぶり女とすん止め女』というタイトルが気になり、台本を読んだら、愛憎が渦巻くストーリーで面白くて、すぐに参加させていただくことを決めました。何より八田という役が…おっとこれ以上は。現場に入ると、優しく優秀なスタッフの皆さんに囲まれ、キュートな西田尚美さんに支えられながら、八田という役が出来上がっていきました。僕自身もどんなドラマになっているのか楽しみですし、この作品がたくさんの方に見ていただけたらうれしいです」と期待を寄せている。

ほのかがマッチングアプリで出会ったランキング“2位の男”で、いつも愚痴を聞いてくれる優しい一面がある本間隼斗を、中川大輔が演じる。

中川は「僕が演じる隼斗は、ブレない軸の持ち主で、他人に対してストレートにものを言える人です。それは彼が、誰が見ても恥ずかしくない正しい生き方をしているからだと思います。ほのかさんとの大人な恋愛シーンも多く描かれていますが、台本を読んでいて郁子さんとほのかさんの下剋上物語にスカッとしました。今からオンエアが楽しみで仕方ありません。皆さんもぜひドキドキワクワクを楽しんでください!」と役どころを解説しつつ、思いを伝えている。

甘いマスクでほのかを惑わす“1位の男”・烏森秀一を演じるのは、原因は自分にある。のメンバー・杢代和人。

杢代は「僕が演じる秀一は、まさに“顔だけ”の言葉が似合う男です! 最初に、このお話をいただいた時は、驚きと同時に『僕に演じきれるか』と不安もありましたが、僕自身初挑戦だったシーンも、監督はじめ現場の皆さんと話し合いながら丁寧に撮影させていただきました。視聴者の皆さんが共感できる作品になっているので、放送を楽しみにしていてください!」と呼び掛けている。

また、大久保桜子が、八田の過去を知る元取引先の相手である綾乃に扮(ふん)する。

「仕事と恋愛を絡めた問題が起きる綾乃がカッコよく戦う姿にぜひ注目してください」とアピールする大久保は、「社会に出ると年齢や性別で判断されるなど、たくさんの方が経験したことがあると思います。そんな日常の“あるあるな出来事”を面白く楽しく、でも真剣に描いている作品です。たくさんの方にこの作品が響いたられしいです。 ぜひご覧ください!」と、作品の魅力を紹介。

さらに、本作のプロデュースも務めるMEGUMIが、劇中にも登場。ほのかのよき相談相手のスナックのちーママ役だ。

MEGUMIは「ドラマ『くすぶり女とすん止め女』謎のちーママ役で参加いたします。皆さんの悩みが、フッと軽くなるようなセリフをユーモアと混ぜてお伝えできたらと思っています」とコメント。

さらに、郁子の夫で、日常的に経済DVやモラハラを行い、ひそかに郁子から離婚を考えられている、PR会社営業一部の部長・山本武役を勝村政信が担う。

勝村は「スタッフの皆さんたちの中で、私が演じる“山本武”という人物のイメージが固まっていたようで、衣装合わせの際に初めて“山本武”の髪形やメークや衣装を知ったのですが、最初はこの見た目に追いつけるのかと不安でした。しかし、気が付いてみたら追い越してしまったような気がします(笑)。女性が自立できそうで、できない。障壁となるさまざまな人たちに惑わされながら必死にもがく姿が、いい悪いではなく、今の実社会を色濃く映し出した面白いドラマです。視聴者の方はきっとどの役にも共感できると思います。たくさんの方に見ていただけたらうれしいです」と役づくりに触れ、見どころを語っている。

また、劇中メインテーマは、テレビ東京で放送中の“歌声”だけで審査するオーディション番組「目を閉じてお聴きください」(水曜深夜1:30)で3カ月にわたるオーディションを勝ち抜き、初代“めをとじシンガー”に輝いた奇跡の14歳・田中恵玲奈が歌う「今夜」に決定。人気ロックバンド・THE BACK HORNの菅波栄純が楽曲プロデュースを担当している。

田中は「初めてTHE BACK HORNの菅波栄純さんにいただいた音源を聴いた時、心に寄り添ってくれるような甘いメロディーと共感性の高い歌詞ですごく勇気をもらいました! この楽曲を通して、視聴者の皆さまに自分を信じてポジティブに生きていこうというメッセージと、少しの勇気を与えられたらと思っています!」と述べ、「ドラマの収録現場にも初めて見学させていただいて、出演者・スタッフのチームの熱量を体感したことで、より思いを込めて歌うことができました。私自身もこの場で成長し前に進めたと思います! 視聴者の皆さまが思わず口ずさんでしまうような愛着のある楽曲になってくれたらとってもうれしいです! いろんな年代の方々に見ていただきたいです」と力を込めている。

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