男性暴行死事件 一審差し戻し審で被告に無罪判決 静岡地裁 20日

2019年 静岡・伊豆の国市の工事現場で男性が暴行を受け死亡した事件で、一審の差し戻し審が20日 開かれ、静岡地裁は被告に無罪を言い渡しました。

判決を受けたのは建設作業員で35歳の男の被告です。被告は、2019年9月、伊豆の国市の工事現場で、同僚の男性のあごを殴り、死亡させたとして逮捕・起訴され、2021年3月、地裁沼津支部の一審で懲役5年の判決を受けました。その後、被告は控訴し2022年3月、東京高裁は「被告の暴行の有無などについての検討が不十分」などとして一審の判決を破棄、地裁に差し戻しました。

20日の差し戻し審で、静岡地裁の國井恒志裁判長は「関係者が虚偽の証言をした疑いがある」などとして、被告に無罪を言い渡しました。

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