半導体大手キオクシアが、業績悪化を受けて早期退職者の募集を始めることが21日、分かった。国内で働く56歳以上の正社員を対象とし、北上工場と四日市工場の従業員も含む。応募した社員には退職金を積み増し、再就職を支援する。募集人数は定めていないという。
21日に労働組合に提示した。キオクシアは、収益力を高めるために従業員の配置転換を検討している。
キオクシアは、スマートフォンやパソコン向けの半導体の需要低迷で、厳しい事業環境に直面している。持ち株会社のキオクシアホールディングスの2023年4~6月期連結決算は、純損益が1031億円の赤字となり、赤字額は同期間で過去最大だった。