高市氏、奈良県連会長を辞任 内閣留任で地元入り難しく

高市早苗氏

 自民党奈良県連は21日、高市早苗氏が16日付で県連会長を辞任したと発表した。県連によると、高市氏は内閣改造で留任したことを踏まえ「(公務のため)地元に帰るのが難しく、県連行事などを欠席することが多い。中途半端に関わるべきではない」とし、辞任を申し出た。

 高市氏は22年9月、会長に就任。任期が切れる24年9月末まで後任は置かず、会長代行の堀井巌参院議員が執務する。

 高市氏は、今年6月にも県連幹部に辞意を申し出たが、引き留める声を受けて続投していた。県連によると、高市氏は「安倍元首相襲撃事件後に警備手続きが煩雑となり、地元に戻ることが一層難しくなっている」とも説明したという。

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