駅弁食中毒疑い 岡山、倉敷でも 各1人、青森のメーカー製造

岡山市役所(左)と倉敷市役所

 青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」の駅弁を食べた全国の人に食中毒が疑われる症状が相次いだ問題で、岡山、倉敷市で21日、体調不良者が1人ずつ確認されたことが両市への取材で分かった。

 岡山市保健管理課によると、19日に八戸市保健所からゆめタウン平島(岡山市東区平島)で購入した駅弁を食べて体調を崩した人が1人いるとの連絡が入った。同市保健所が本人に聞き取りしたところ、17日に弁当を食べ、その日に腹痛や下痢の症状が出たため医療機関を受診。入院はしておらず、快方に向かっているという。

 倉敷市保健所の調査では、17日にゆめタウン倉敷(同市笹沖)で販売された駅弁を昼食として食べた10代男性1人が夕方に嘔吐(おうと)した。症状は軽症で、現在は回復したという。

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