TOKYO MX・Netflixほかにて毎週水曜日23時30分〜放送中のTVアニメ『わたしの幸せな結婚』について、9月20日より順次放送・配信が始まる第十二話「暗闇の中の光」を最速で観られる「最終話先行上映＆トーク＆ライブプレミアイベント」が17日、T・ジョイ 京都にて開催された。
イベントには本作にてキャストを務める斎森美世役・上田麗奈さんと久堂清霞役・石川界人さん、そしてエンディング主題歌を担当する伊東歌詞太郎さんが出演し、トークショーと生ライブが展開された。【国内単独レポート＝現場取材班】
※注意：本記事は本作第十二話「暗闇の中の光」の内容に関する記載（ネタバレ）を含みます。未視聴の方はご注意ください。
最終話を観終えた観客へ想い語る
MCを担当する松澤千晶さんの呼び込みにより着物姿のお二人が登壇すると、会場からは早くも拍手が送られた。同日に近隣で開催された「京都国際マンガ・アニメフェア2023」でもTVアニメ『わたしの幸せな結婚』のステージイベントが行われていたことに言及した石川さんは観客席を見渡した後、着物を着た作品ファンがいることに気づき、スタートから驚きを隠せずにいた。
話題はさっそく最終話に関する内容に。本イベントでは舞台挨拶の直前に第十二話「暗闇の中の光」が放映されたことから、ネタバレ無しでの作品トークに盛り上がった。
最速上映となった最終話について、感想を尋ねられた上田さんは1話の中で美世が清霞と再会し一歩成長していく姿がとても印象的だったと述べたほか、石川さんはCパート（ED後）に注目した上で美世の特訓の成果を発揮するシーンに「ほんわかしたのではないでしょうか」とコメント。
続けて石川さんは十二話の前半パートにて美世が過去の美世と対面するシーンについても言及し、過去の自分を否定せずに受け入れて前に進む美世の姿に大きく心が動かされたことを明かすと、会場は共感の雰囲気に包まれた。
そして話題は、全12話の放送を終えた本作全体の感想に。上田さんは美世が成長する原動力としての清霞に着目。石川さんもこれに呼応する形で清霞が美世に助けられたという十二話の展開に触れた上で、互い成長し合える関係性であることの素晴らしさを熱弁していた。
続いて、作品を通じて印象に残ったシーンに関する話題になると、上田さんは第十一話「母が遺したもの」の美世が祖父・義浪と話し合う場面を、石川さんは第六話「決意と雷鳴」の清霞が斎森の屋敷へと乗り込み異能バトルを繰り広げる場面をそれぞれチョイス。加えて自身の役以外での印象的な場面として、お二人は美世の異母妹・香耶の登場シーンも挙げており、香耶の将来について石川さんは「大丈夫でしょ！」と彼女が持つ心強さについて言及、上田さんは「変わって欲しい気持ちとほしくない気持ちが交錯している」と胸の内を明かしていた。
作品トークに盛り上がったところで、お二人の居るステージのもとへ本作のエンディング主題歌を担当した伊東歌詞太郎さんが登場。伊東さんはMCから印象的だったシーンを尋ねられると、作品後半より登場した清霞の姉・葉月の元で”淑女”を目指し努力する美世の姿に惹かれていたことを明かした。
また、自身が作詞作曲を務めたエンディング主題歌「ヰタ・フィロソフィカ」については、美世と清霞が周りの目を気にせず二人だけの世界を歩んでいって欲しい、との想いが込めらていることを自らの”愛するということ”という価値観を織り交ぜながら語った。
ステージはライブパートへと移り、楽曲への思いを綴ったばかりの伊東さんが「ヰタ・フィロソフィカ」を生歌唱で披露。爽やかさと心強さを兼ね持つ伊東さんの歌声がギターによる伴奏とともに観客やキャスト陣に届けられると、会場からは熱い拍手が贈られた。
最後に最終話の放送を9月20日に控えた本作について、石川さんは本作で描かれた”支え合う二人”の関係が自分の人生の教訓にもなったと感謝の意を伝え、上田さんは制作陣とともに素敵な作品を観客に届けられたことに達成感を見出した上で「末永く愛していただければと思います」とコメントし、イベントは幕を下ろした。
TVアニメ『わたしの幸せな結婚』作品情報
『わたしの幸せな結婚』は、顎木あくみ著作の同名小説を原作に、漫画・高坂りと、キャラクター原案・月岡月穂によりコミカライズされ、「全国書店員が選んだおすすめコミック2021」第1位や「電子書籍で読みたいマンガ大賞」など、数々の賞を受賞した話題作。『メイドインアビス』『盾の勇者の成り上がり』『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』シリーズなどを手掛けてきたキネマシトラス制作による、待望のテレビアニメシリーズが放送・配信が始まる。
【キャスト】上田麗奈・石川界人・佐倉綾音・西山宏太朗・下野紘・桑島法子 ほか（敬称略）
【原作】顎木あくみ(株式会社 KADOKAWA/富士見 L 文庫刊)
【放送・配信】TOKYO MX・BS11・AT-X・Netflix ほか
©2023 顎木あくみ・月岡月穂／KADOKAWA／「わたしの幸せな結婚」製作委員会
