【今日の日本人メジャーリーガー】千賀8試合連続QSで12勝目!防御率でリーグ2位に

写真:今季12勝目を挙げ防御率リーグ2位に浮上したメッツの千賀滉大

メッツの千賀滉大はマーリンズ戦に先発登板。7安打を許すも要所をしめ6回3奪三振2失点で12勝目をあげた。防御率は2.96となり、ジャスティン・スティールを抜いてリーグ2位に。また、ここまでの投球回は161 1/3イニングとなり、あと2/3イニングで規定投球回に到達する。1年目での規定投球回到達もほぼ確定と見ていいだろう。1年目でありながら、まさにメッツのエースと呼ぶにふさわしい投球を見せている。

メッツは有望株のマーク・ビエントスが2本塁打を放つなど打線が爆発。4本塁打の一発攻勢でマーリンズを下した。ビエントスに加えロニー・マウリシオやブレット・ベイティといった若手内野陣が活躍を見せたのは、来季以降に向けて大きな収穫になりそうだ。

プレーオフ進出をかけた戦いが続くメッツはパイレーツと対戦。鈴木誠也は「6番・右翼」で先発出場した。鈴木は2回の第一打席でレフトへの先制タイムリーヒットを放つなど3打数1安打1四球の活躍。9月に入ってからの好調を維持している。

しかしチームは頼みのサイ・ヤング賞候補スティールが4回に大きく崩れ、1個のアウトも取れないまま6点を失って降板。その後の中継ぎ陣もパイレーツの攻撃を止めきれず13失点を喫して完敗。ワイルドカードを争うライバルが揃って敗れたためプレーオフ進出ラインには辛うじて残ったものの、首位ブリュワーズとのゲーム差はついに7。地区優勝は絶望的となった。

レッドソックスの吉田正尚はレンジャーズ戦に「6番・左翼」で先発出場し、4打数1安打。一時期の絶不調は抜け出した形となりつつある。また、カージナルスのラーズ・ヌートバーはブリュワーズ戦で4打数2安打。一度は7割台になったOPSをふたたび8割台に戻した。

オリオールズの藤浪晋太郎は1点リードの8回に登板するも制球が定まらず1/3イニングで2四球、1失点。アストロズ相手への苦手意識が見える投球内容となった。

千賀滉大(メッツ)
対マーリンズ(○8−3)先発登板
【1回裏】 四球を出すも無失点
【2回裏】 ランナーを2人出すも無失点
【3回裏】 ヒットでランナーを出すも無失点
【4回裏】 犠牲フライで一点を失う
【5回裏】 ピンチを背負うも無失点で切り抜ける
【6回裏】 ジョシュ・ベルにホームランを浴び1失点
◆今日の成績 6回 被安打7 奪三振3 与四球2 失点2
◆今季の成績 12勝7敗 161 1/3イニング 奪三振194 防御率2.96 WHIP1.22

鈴木誠也(カブス)
対パイレーツ(●7−13)「6番・右翼」スタメン
【第一打席】 2回裏一死2塁 レフトへのタイムリーヒット
【第二打席】 4回裏二死走者なし ショートゴロ
【第三打席】 5回裏二死2塁 ショートゴロ
【第四打席】 7回裏二死3塁 四球
◆今日の成績 3打数1安打1四球
◆今季の成績 打率.280 本塁打19 打点67 盗塁6 出塁率.352 OPS.832

吉田正尚(レッドソックス)
対レンジャーズ(●5−15)「6番・左翼」スタメン
【第一打席】 1回表二死走者なし ショートゴロ
【第二打席】 4回表無死走者なし 見逃し三振
【第三打席】 6回表二死2塁 セカンドゴロ
【第四打席】 9回表無死走者なし ライト前ヒット
◆今日の成績 4打数1安打
◆今季の成績 打率.285 本塁打15 打点70 盗塁8 出塁率.337 OPS.779

ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
対ブリュワーズ(●2−8)
【第一打席】 1回裏無死走者なし ライトへのツーベースヒット
【第二打席】 3回裏無死走者なし レフト前ヒット
【第三打席】 5回裏一死走者なし セカンドゴロ
【第四打席】 8回裏無死走者なし レフトフライ
◆今日の成績 4打数2安打
◆今季の成績 打率.268 本塁打13 打点43 盗塁11 出塁率.374 OPS.803

藤浪晋太郎(オリオールズ)
対アストロズ(●1−2)1点リードの8回裏に登板
【8回裏】 2四球を出し1アウトで降板
◆今日の成績 1/3イニング 2四球 1失点
◆今季の成績 7勝8敗 76 1/3イニング 奪三振82 防御率7.31 WHIP1.51

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