東証3万3千円割れ 3日続落、10日ぶり安値

東京証券取引所

 21日の東京株式市場は、米国の金融引き締め長期化を警戒した売り注文が膨らみ、日経平均株価(225種)は3日続落した。終値は前日比452円75銭安の3万2571円03銭だった。節目の3万3000円を割り込み、10日ぶりの安値を付けた。

 東証株価指数(TOPIX)は22.59ポイント安の2383.41。出来高は約15億6700万株。

 朝方から、平均株価への影響が大きい半導体関連銘柄を中心に下落した。米景気懸念に加え、日本の長期金利の上昇も重荷となった。政府観光局が前日に発表した8月の訪日客数は中国人の回復が鈍いと判断され、業績に連動しやすい陸運株や小売株も売られた。

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