「最高の教師」松岡茉優、芦田愛菜ら3年D組とクランクアップ! 生徒たちに向けて送った熱いメッセージとは

9月23日に最終回を迎える、松岡茉優主演の日本テレビ系連続ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(土曜午後10:00)の撮影が終了。主演の松岡、生徒の1人である鵜久森叶役を務めた芦田愛菜からコメントが到着した。

「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は、完全オリジナル脚本の作品となっており、2019年に同系で放送された「3年A組 -今から皆さんは、人質です-」を手掛けたプロデューサーと監督が放つ、新たな時代の学園ドラマだ。卒業式の日に生徒を見送った後、4階から突き落とされてしまった教師・九条里奈(松岡)。最後に見た光景は、制服の袖。「なんで…? 嫌だ! どうして? 誰が? 死にたくない!」と願った瞬間、九条は始業式の日の教室に戻っていた。そして、真相を突き止めるために、生徒と本気で向き合っていく。

主演の松岡のほか、3年D組全員がそろうシーンで最後の撮影が終わると、スタッフからクランクアップの声がかかった。撮影開始から約4カ月間、共に走り続けてきたキャスト・スタッフが一堂に会し、それぞれに花束が手渡された。各キャストからは、これまでの撮影に対する熱い思いが語られ、涙を交えながらの感動的な終幕となった。

クランクアップにあたり、松岡は「まずはスタッフの皆さん。ドラマという環境の中で、私たちのお芝居を新鮮なうちに、こぼれ落ちないよう撮ろうとしてくださってありがとうございます。これは口で言うほど簡単なことではなく、さまざまな葛藤や尽力があってこそだと思います。私たちのために、お芝居を最優先に撮ってくださって、みんなにフルスイングをさせてくださって、本当にありがとうございました」と、スタッフへの感謝の気持ちを伝えた。

そして、「生徒の皆さん。生徒役を経験したことのある先輩としてお伝えしたいことがあります。この先、誰が何と言おうと、あの教室でみんなでつくった、あの時間は本物です。汗なのか涙なのか鼻水なのか分からない状態でも、それを汚いなんて思わなかった、あの空間だけが真実だと思います。いつでもあの教室の心を取り戻せるように、またみんなと会えるように、私も頑張ります。出会ってくれて本当にありがとうございました。私にとってかけがえないのない、大好きな初めての生徒さんたちです。みんなに会うのが本当に楽しみでした。また絶対にお会いしましょう。ありがとうございました」と生徒たちに向け、メッセージを送った。

芦田は「このドラマが終わってしまうのがすごく寂しいです。心情的に重くて苦しいシーンもたくさんありましたが、一歩スタジオを出るとみんながとても楽しく接してくれて、松岡さんとのシーンも本当に楽しかったです。スタッフの皆さんもいつも温かく迎えてくださり、お芝居に熱中できる環境をつくってくださったこと、本当に感謝しています」と述べ、「つらい設定のシーンも多かったのですが、それすらも楽しいと思える撮影期間でした。第6話が終わってからは、皆さんに会えなくてとても寂しかったんですけれど、ドラマの中でみんなが『鵜久森さん』と言ってくれるのが本当にうれしくて、ニヤニヤしながら放送を見ている時もありました。お芝居をする楽しさも、ものづくりをする楽しさも、あらためて実感させてくれた作品でした。本当にありがとうございました」と作品への熱い思いを語った。

最終回。1年前、突如与えられた2周目の人生で、生徒に突き落とされた自らの死の未来を変えるため、“何でもする”覚悟を決めた九条(松岡)は、この世界を「変えよう」とただひたすらに駆け抜けた。その思いに、これまで無自覚に人を傷つけ、無自覚に我慢をし、無自覚に見過ごしてきた3年D組の生徒たちも、1人また1人とその「本気」を解放してきた。そして再び迎える、“あの卒業式の日”。九条は1年前と同じ場所で、“あの人物”と対峙(たいじ)する。果たして九条の前に現れるのは誰なのか? その運命の結末とは――。

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