町民自慢“お宝”で伝統の一戦 矢掛で企画展 阪神や巨人グッズも

岡田監督や原監督のサインが並ぶ愛蔵品展の会場

 やかげ郷土美術館(岡山県矢掛町矢掛)で23日から、町民自慢の“お宝”を公開する企画展「わたしの愛蔵品展」が始まる。展示品には18年ぶり6度目のセ・リーグ優勝を決めたプロ野球阪神・岡田彰布監督のサインボールや巨人の原辰徳監督のサインもあり、グッズによる「伝統の一戦」が繰り広げられる。10月1日まで。

 岡田監督のサインは前回優勝した2005年のもので、写真やボールに座右の銘「道一筋」が書かれてある。町内の70代男性が寄せた。日本一になった1985年の記念Tシャツや「巨人ファンおことわり」と記された飲食店の割り箸袋など阪神関連は約30点。

 原監督のサインは40代女性が10、20代の頃、巨人の遠征先を追いかけていた時代にもらったという。移動先で偶然出会え、色紙がなかったため手鏡にお願いした“逸品”。松井秀喜さんや桑田真澄さん、上原浩治さんらの色紙など巨人関連は約15点を展示する。

 愛蔵品展は今回が8回目の人気企画で、24人が約120点を寄せた。岡山市出身の犬養毅元首相の書、完全ハンドメードで世界に1本だけのエレキギターなど貴重な品も並ぶ。同美術館は「お宝に添えられたエピソードも面白い。ぜひ足を運んで」としている。

 月曜休館。入場無料。

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