名古屋空襲の犠牲者を追悼 5月14日を「なごや平和の日」に 条例制定を河村たかし市長に要望

名古屋空襲の被害を後世に伝えるため「追悼の日」の制定を要望しました。

太平洋戦争中、名古屋市内では63回にわたる空襲で約8000人が犠牲になり、13万戸以上の家屋が焼失、損壊しました。

被害を風化させないために名古屋市は、ことし5月に有識者による協議会を立ち上げ、名古屋城が炎上した5月14日を「なごや平和の日」として、追悼式を行うなどの案をまとめています。

協議会のメンバーは21日、河村市長に初めて面会し、名古屋空襲で被災した人の体験談などを紹介した上で、今年度中に関連する条例を制定するよう要望しました。

(名古屋市 河村たかし市長)
「いま生きていられるのも皆さんの犠牲のおかげでしょ。条例をつくって、きちっとやろうと」

名古屋市は協議会の意見をもとに、来年2月議会に関連する条例案を提出し、来年度から実施したい考えです。

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