【ホームケアIoT】薬局とオンライン服薬指導で連携/リンクジャパン社とメディバリー社

【2023.09.21配信】AIとIoT技術で住宅機器をリンクするホームIoTプラットフォーム「HomeLink」を開発・提供する株式会社リンクジャパン(東京都港区)は9月20日、薬局を運営する株式会社メディバリー(東京都文京区)とオンライン服薬指導で連携すると公表した。

株式会社リンクジャパンが展開する「HomeLink」はAIとIoT技術で住宅の機器をリンクするホームIoTプラットフォーム。家電や建具の管理・操作、エネルギーマネジメント、ヘルスケアサービス、在宅介護・オンライン診療などを自宅の機能として追加が可能。「一生住み続けられる家」の実現を目指している。

今回、この「HomeLink」から、オンラインによる服薬指導ならびに医薬品の配送予約を行えるサービスを、株式会社メディバリーと共同で開始した。スマートホームサービスとオンライン服薬指導システムとの連携は珍しい。

オンライン服薬指導は紙の処方箋はもちろん、2023年1月から運用が開始されている電子処方箋にも対応。
利用者は、HomeLinkアプリ上で処方箋の写真(電子処方箋の場合は引換番号)を送信し、オンライン服薬指導を予約することで、薬剤師からビデオ通話で薬の説明を受けることができる。また、アプリ上で電子決済ならびに配達の予約までを行うことができ、薬は患者さんの自宅まで配送される。なお、紙の処方箋の場合は、後日、原本を指定薬局まで郵送していただく必要がある。

両社では、特に電子処方箋の場合は、処方・調剤されたお薬情報などがデータベース化されて全国の医療機関や保険薬局で共有されることから、利用者は紙のお薬手帳を持つ必要がなくなるとしている。また、利用する医療機関や薬局が変わった際も、重複投薬や併用禁忌の確認が容易に行えるため、患者さんにとってより質の高い医療サービスが期待できるとしている。

医薬品は、東京23区内であれば最短当日のスピード配送が可能とする。また、本州全域~福岡でも最短翌日で薬が手元に届くという。

少子高齢化やそれに伴う医師不足、地方人口の減少などといった問題によって地域格差、医療サービスへのアクセス制限、医療難民問題を深刻化させる要因となるとして、メディバリー社では2020年の創業当初から、薬局事業や在宅調剤に加え、IoT機器との連携による次世代医療サービスの展開に向けた準備を進めてきたとする。

一方、リンクジャパン社はこれまで、ナースコール、安否確認、空調管理など、スマートホーム機器を活用した住宅のヘルスケア分野に取り組んできた。

こうした両社の思いが合致し、今回の連携に至ったとする。

<各社概要>
会社名 : 株式会社メディバリー
理念 : Powerful Solution 様々な医療問題・社会問題を力強く解決していく
所在地 : 〒112-0004 東京都文京区後楽2-23-7 宮田ビル1F
代表者 : 平野 弘喜
e-Mail : info@medivery.co.jp
HP : https://medivery.co.jp/
電話番号 : 03-5615-8905

会社名 :株式会社リンクジャパン
理念 :価値あるモノを創造し、価値あるサービスを提供する
所在地 :〒108-0014 東京都港区芝4-7-1 西山ビル6/7F
代表者 :CEO 河千泰 進一
HP :https://linkjapan.co.jp/

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