災害に備え 非常用管制塔の操作方法を確認/成田空港

災害に備え 非常用管制塔の操作方法を確認/成田空港

 地震や火災などの災害が発生した場合に備えて、管制官が非常用管制塔の操作方法などを確認する訓練が9月21日、成田空港で行われました。

 訓練は地震や火災等の災害で空港の管制塔が機能を失い、長期間にわたり復旧の見込みがたたないとの想定で行われました。

 コロナ禍の影響で5年ぶりに行われた訓練には国土交通省成田空港事務所の航空管制官10名が参加し、管制官が高さ約6メートルの非常用管制塔に登り、航空機に離着陸を指示する際に使用する管制機器の操作方法などを確認しました。

 非常用管制塔は2011年の東日本大震災で仙台空港で運用されていて、救援作業や支援物資の受入れに活躍しています。

 国土交通省は「今後も定期的に訓練を実施して、災害時の対応能力を高めたい」と話しています。

© 千葉テレビ放送株式会社