木村徹二が東京・なかのZEROホールで初単独ライブを開催! 兄・木村竜蔵がゲスト出演、鳥羽一郎&山川豊が会見に駆けつけ「新人賞は頑張ってもらいたい」とエール

歌手の木村徹二が9月19日、東京・中野区のなかのZEROホール 小ホールで「木村徹二 ファーストライブ 〜ファーストアイアンぶちこむぜ〜」を開催した。

父は鳥羽一郎、叔父は山川豊という演歌のDNAを引き継ぎ、昨年11月に『二代目』で演歌歌手デビューを果たした木村徹二。デビュー曲『二代目』は、累計出荷枚数が3万枚に迫る勢いで売れ行きは好調。USEN 演歌/歌謡曲リクエスト・チャート(7月26日付)で1位、演歌/歌謡曲 HITランキング(8月2日付)で1位を獲得している。

この日は木村にとって初の単独ライブで、キャッチフレーズの「ガツンと響く!アイアンボイス!!」を絡めたライブタイトルとなった。全国から500人のファンが集結して、会場は満席に。木村が颯爽とステージに登場すると、観客は“アイアンペンライト”を振りながら、大歓声を上げて歓迎した。

木村はデビュー曲『二代目』をはじめ、オリジナル曲『つむじ風』、7月に発売したカバーアルバム『ザ・カバー 〜昭和演歌名曲選〜』から『柳ヶ瀬ブルース』『よこはま・たそがれ』、そして父・鳥羽一郎『兄弟船』、叔父・山川豊『函館本線』『アメリカ橋』などのカバー曲を力強く披露した。

木村は「デビューから1年は経っていないですが、たくさんの方に応援していただいて、良い1周年を迎えられそうだなと思っております。今日来てくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです」と観客に感謝を伝えた。

ライブ途中には、特別ゲストの兄・木村竜蔵と共に竜徹日記として『めぐりめぐる』を歌唱。兄がボケて弟がツッコむという、まるで兄弟漫才のような息ぴったりのトークで会場をさらに盛り上げた。

多くの名曲のカバーを披露するなか、『勝手にしやがれ』では木村が帽子を客席に投げ、観客から黄色い声援を浴びる場面も。アンコールではギターの弾き語りで『酒と泪と男と女』を披露した。2時間にわたって全21曲を披露した初単独ライブは、大盛況のなか幕を閉じた。

公演前の取材に兄・木村竜蔵、父・鳥羽一郎、叔父・山川豊が集結!

開演前に行われた取材には、木村徹二のほか、デビュー曲『二代目』の作詞・作曲を手がけた兄の木村竜蔵、父の鳥羽一郎、そして、叔父の山川豊が応援に駆けつけた。

自身初となる単独ライブについて、木村は「兄と一緒に7年ぐらい竜徹日記で活動して、いろんなところで歌ってきたので、そこまで緊張してないと思います。いろんな方に歌を聴いていただけるので、ワクワクの気持ちの方が大きいです」と余裕を感じさせる表情で答えた。

対して兄・竜蔵は「今日はいつも通りですが、ここ数日、自宅などでは少しいつもとは違う緊張感があったかなとは思います」と明かした。

記者から「初単独ライブについて何かアドバイスを送りましたか」と聞かれ、鳥羽は「アドバイスは何にもありません。木村徹二の初めての単独ライブに親、兄弟こぞって応援に来ました。よろしくお願いします」とあいさつ。

山川は「ファーストライブはやることがいっぱいあって忙しいから、『とにかく飯を食え』とアドバイスしました」と明かした。

さらに山川は、自身の初ライブを振り返って「徹二君みたいにしゃべられなかったですね。なんだか(徹二は)30年芸能生活をやっているみたい(一同笑)。私の方が緊張しています。竜徹日記でずいぶん鍛えられたんじゃないかなと思います」と話していた。

鳥羽は「(自身の初ライブのことは)あんまり覚えていませんね。ちょっと分かりません」と話して、報道陣の笑いを誘った。

記者からの質問は次第に、年末の賞レース(日本レコード大賞新人賞)の話題に。山川は『函館本線』で、鳥羽は『兄弟船』で、それぞれデビュー年に新人賞を総なめした。木村が新人賞を獲得すれば、史上初となる親族3代で新人賞を受賞することになる。

木村は「小さい頃から具体的な目標を言うと、ことごとく叶ってないんです。だから意識していても言わないようにしようと心がけています」と口ごもりながらも、「今の段階では、お客さまの前に立って知っていただくことの方が意識しなければいけないと思っています。賞を頂けるならうれしいですが、小さなことから積み上げてその先に賞があれば良いのかなと。僕は兄の楽曲を信頼しているし、センスがいいと思うので、兄と楽曲の評価が上がってくれればうれしい」と話した。

山川は「新人賞は大勢の方のおかげですが、賞レースに出た途端、曲は一層ヒットした。本人は言わないと言っているが、私は新人賞の場に出てほしいと思う。それがスタッフや関係者、ファンの皆さまに対する恩返しじゃないかなと思います」と期待を込めた。

鳥羽も「新人賞というのは最初で最後だから、頑張ってもらいたい」と話していた。

山川が1981年に日本歌謡大賞優秀放送音楽新人賞を受賞した際は、鳥羽が警備員の制止を振り切って日本武道館のステージに上がり、兄弟で抱擁したエピソードにちなんで、山川が「(徹二が)もし新人賞を取ったら、私がステージに飛び込みます」とボケる一幕も。

鳥羽は当時を振り返って「あのシーンはもう見たくないね。ガードマンを振り切ってよく行ったなと思ってさ。今思うと、あれは犯罪ですよ(笑)。どうもすみませんでした」と謝罪し、報道陣を笑わせた。

さらなる活躍が期待される“演歌界のサラブレッド”木村徹二の今後に注目したい!

セットリスト

M1 二代目
M2 つむじ風
M3 兄弟船
M4 北の鴎唄
M5 龍神
M6 函館本線
M7 流氷子守歌
M8 アメリカ橋
M9 めぐりめぐる(歌唱:竜徹日記)
M10 花が笑う(歌唱:木村竜蔵)
M11 夢芝居
M12 柳ヶ瀬ブルース
M13 よこはま・たそがれ
M14 津軽平野
M15 矢切りの渡し
M16 for you…
M17 勝手にしやがれ
M18 夢の花道
M19 海の祈り
M20 二代目
M21 酒と泪と男と女

木村徹二『二代目』特別盤

発売中

品番:CRCN-8585
価格:¥1,400(税込)

【収録曲】

1.二代目(作詞・作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
2.夢の花道(作詞:麻こよみ/作曲:木村竜蔵/編曲:遠山敦)
3.海の祈り(作詞:星野哲郎/作曲:船村徹/編曲:遠山敦)
4.二代目(オリジナル・カラオケ)
5.夢の花道(オリジナル・カラオケ)

木村徹二『ザ・カバー ~昭和演歌名曲選~』

発売中

品番:CRCN-20481
価格:¥2,600(税込)

【収録曲】

1.みだれ髪
2.柳ケ瀬ブルース
3.よこはま・たそがれ
4.夢芝居
5.舟唄
6.津軽平野
7.矢切の渡し
8.長崎は今日も雨だった
9.与作
10.海の匂いのお母さん

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