野党代表の逮捕同意案可決 韓国国会、裁判所が審査へ

「共に民主党」の李在明代表の逮捕同意案を議論する韓国国会=21日、ソウル(共同)

 【ソウル共同】韓国の国会は21日、検察が背任などの容疑で逮捕状を請求した革新系の最大野党「共に民主党」の李在明代表の逮捕同意案を可決した。近く裁判所が逮捕状を発付するかどうか審査する。

 同党議員は168人で、国会で多数派を占めるが、逮捕同意案への反対は136票だった。複数の同党議員が賛成票を投じたとみられる。

 李氏は「(尹錫悦政権が)検察権力を私有化し、政敵除去に犯罪をでっち上げている」と主張している。

 李氏は6月、議会の同意なしに拘束されない不逮捕特権を「放棄する」と述べたが、今月20日に交流サイト(SNS)で逮捕同意案への反対を訴えたため、革新層からも批判が出ていた。

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