「不当契約」損害賠償求め提訴 ビッグモーター、名古屋

記者会見するビッグモーターの兼重宏行社長=7月25日

 不当な条件で車を買い替える契約を結ばされたとして、名古屋市の顧客が中古車販売大手ビッグモーター(東京)と兼重宏行前社長に218万円の損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴したことが21日、分かった。8月29日付。

 訴状によると、顧客は昨年8月、所有していた乗用車が故障したため自宅近くの同社の店舗を訪れ、修理を依頼。従業員から「廃車にするしかない」などと言われたといい、乗用車を1万円で売却し、中古の軽自動車を103万円で購入する契約を結んだ。

 数日後、従業員の説明を不審に思い、契約撤回と乗用車の修理を求めたが難色を示されたという。

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