体調不良者は298人に 駅弁食中毒疑い入院患者も

青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」の本社

 青森県八戸市の駅弁製造会社「吉田屋」の駅弁を食べた人に食中毒が疑われる症状が相次いだ問題で、同市保健所は21日、体調不良者は298人(同日午前9時現在の速報値)になったと発表した。保健所によると、情報提供があったり、調査依頼を行ったりしたのは1都26県。死者がいるとの情報はないが、入院患者がいるとの報告があったという。

 対象商品は吉田屋が本社で製造したウニやイクラなどを使った駅弁で、消費期限が今月16日、17日のもの。同社は当初11種類としていたが、21日までに12種類に増えたと公表した。

 市保健所によると、これまで青森県内に体調不良者はいなかったが、八戸市内で新たに確認された。

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