【新型コロナ】神奈川県内の感染者数5週ぶり減少 1医療機関当たり19.26人

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県は21日、県内の定点医療機関で報告された感染者数を公表した。11~17日の1週間で、1医療機関当たりの平均患者数は19.26人となり、前週比で2.17人減った。減少は5週ぶり。

 受診動態の違いなどから単純な比較はできないものの、第8波のピーク(参考値で18.72人)を上回っており、県は引き続き、基本的な感染防止対策の徹底を呼びかけている。

 報告された患者数は県内全体で6896人。1医療機関当たりの報告数は横浜市で16.99人、川崎市で21.59人、相模原市で18.92人、政令市以外の県域で20.79人だった。381カ所の定点医療機関のうち、358カ所から報告があった。

 20日時点の入院者数は1378人(前週比100人減)で、うち重症者は34人(同8人減)。確保病床の使用率は55.14%で、うち重症用病床は26.32%だった。

 一方、季節性インフルエンザの11~17日の定点医療機関当たりの患者数は9.37人となり、前週比で3.92人増えた。全県で注意報レベル(平均10人)に迫っており、季節外れの流行状況を呈している。県は手洗いの励行などを呼びかけている。

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