英中央銀行、金利据え置き 景気に配慮、15会合ぶり

英中央銀行イングランド銀行=ロンドン(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英中央銀行イングランド銀行(BOE)は21日、政策金利を5.25%に据え置くことを決めたと発表した。インフレ抑制のため2021年12月から利上げを続けてきたが、15会合ぶりに維持した。物価上昇率は高止まりするものの、急ピッチで進めてきた金融引き締めによる景気への悪影響を懸念する声が出ており、配慮を示した。

 20日まで開いた金融政策委員会で決定した。

 英国の8月の消費者物価指数は前年同月比で6.7%上昇し、市場予想を下回った。伸び率は1年半ぶりの低水準となったが、BOEが目標とする2%を大きく上回り、長期化する恐れもある。

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