北陸地方の今冬、エルニーニョ現象で降雪量少ない見込み 12月~2月、一時的な大雪には注意

 新潟地方気象台が9月19日発表した北陸地方の今冬(2023年12月~24年2月)の天候見通しによると、冬型の気圧配置が弱く寒気の影響を受けにくいため、気温は高く、降雪量は少ない見込み。一方で、一時的に強い寒気が入り大雪となる恐れがあり注意が必要としている。

 福井地方気象台によると、今冬は地球温暖化に加え、南米ペルー沖の海面水温が上がるエルニーニョ現象などの影響を受ける見通し。このため、偏西風が日本付近で平年より北に蛇行し、寒気が南下しづらく、冬型の気圧配置は一時的になるという。

 降雪量は期間中の合計値を予測するため、福井地方気象台の担当者は「短期間に集中的に降る大雪の予想はできない。最新の予報を確認して備えてほしい」としている。

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