新型コロナとインフルエンザ 同時流行の可能性は?

新型コロナウイルスへの感染に引き続き注意が必要な中、広島市ではインフルエンザによる学級閉鎖が発生するなど冬に向けて”同時流行”への警戒感が強まっています。9月20日から始まった新型コロナの変異株に対応したワクチン接種。専門家は秋から冬にかけて新型コロナとインフルエンザ、両方の感染に注意を呼びかけています。

■広島県感染症疾病管理センター桑原正雄センター長

「これからインフルエンザの流行時期は冬場です新型コロナも今年の冬場去年の冬場いずれも大きな波でした。

両方とも冬に流行る呼吸器のウイルスなので同時に流行ってくることは考えておかなければいけない。」

季節外れのインフルエンザの流行が続いています。広島市によると過去、9月にインフルエンザによる学級閉鎖はありませんでしたが、2023年は6校が学級閉鎖になっているということです。

広島市にある永照幼稚園です。感染対策のため手洗い、うがいを徹底してきました。

■永照幼稚園龍永禎子 学園長

「ふつうなら今頃インフルエンザの流行はなかった予防接種も私たちも受けていないのでびっくりしている。

今からは今まで通り新型コロナと同じように手洗いうがいをしっかりして体調が悪いときはしっかり休ませて対策をしたい。」

■広島県感染症疾病管理センター桑原正雄センター長

「去年、おととしインフルエンザの感染者がほとんどみられなかったインフルエンザの抗体をもっていない防御力をもっていない人たちが増えてきている。感染者がいたら周囲に広がる可能性が高くなってしまった。20日から新型コロナ秋のワクチン接種がはじまった。インフルエンザワクチンの接種もはじまります。高齢者で感染したら困る人感染をしない予防重症化しない予防をしてほしい。」

【2023年9月21日 放送】

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