三浦市内の高齢者の3人に1人は、健康上の理由などから外出を控えている─。こんなアンケート結果が、市の「介護予防・日常生活圏域ニーズ調査」で出た。交通手段や経済的な問題を挙げる人も1割前後おり、高齢者の健康維持にも有益とされる外出への支援策が求められそうだ。
調査結果によると、90％が週に1回以上は外出すると回答し、2～4回（46％）が半数近くを占めた。一方で33％は「外出を控えている」と答えた。性別では女性の方が39％と男性より12ポイント高かった。
外出を控える理由（複数回答）については「足腰などの痛み」（44％）が目立って高く、ほかにも「トイレの心配」や「病気」など健康面が上位を占めた。担当者は「回答項目にはないが、新型コロナの影響も考えられる」と話す。
