慎吾ちゃん「推し」新登場 SMAP5人のメンバーカラー 21世紀美術館

追加展示された「推し活」(左)に見入る来場者=金沢21世紀美術館

 金沢市の金沢21世紀美術館で開かれている俳優・タレントの香取慎吾さんによる北國新聞創刊130年記念の個展「WHO AM I SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR」(北國新聞社、北陸放送主催)は21日、新作の絵画「推し活」が新たに公開された。香取さんが所属したSMAPのメンバーカラー5色が使われており、ファンが作品に込められた思いを想像しながら鑑賞を楽しんだ。

 新作は、雑誌「週刊文春WOMAN」最新号の表紙として描き下ろし、21日の発売日に合わせて披露された。青、赤、ピンク、黄、緑の5色からなるキャラクターが片目から涙のようなものを流している。来場者が作品を写真に収めることができる撮影可能エリアに展示された。

  ●ファン「ぐっとくる」

 能美市の保育士髙木友理さん(50)は「SMAPのメンバーを表現しているかと思うと、ぐっとくるものがある」と感慨深げに話した。同市の会社員岩田舞さん(27)は「ちょうど21日が誕生日で、この作品を見ることができて良かった」と笑顔を見せた。

 香取さんの個展は北陸初開催で、長年描きためた中から厳選した約200点を「光」と「闇」に分けて公開した。富山市の会社員日高瑞穂さん(32)は娘の桃子ちゃん(5)と鑑賞し、「特に『光』の部分は明るい色彩の作品が多く、小さい子でも楽しめる」と満足した様子だった。

 10月15日までで会期中は無休。開場時間は午前10時~午後6時、土曜は午後8時まで。入場料は一般2千円、中高生1300円、小学生600円。

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