グリーンバーグがタイガースのGMに就任 NHLを経て球界へ復帰

日本時間9月22日、タイガースはジェフ・グリーンバーグが球団20代目のゼネラルマネージャー(GM)に就任したことを発表した。現在37歳のグリーンバーグはカブスのフロントオフィスで11シーズンを過ごしたあと、直近16ヶ月間はNHLのシカゴ・ブラックホークスで共同GMを務めていたが、タイガースのGMとして球界復帰することに。タイガースではスコット・ハリスが編成本部長を務めており、グリーンバーグはハリスのもとでGMとして働くことになる。

MLB公式サイトでタイガースを担当するジェイソン・ベック記者によると、タイガースは日本時間9月27日に本拠地コメリカ・パークでグリーンバーグの就任会見を予定しているという。グリーンバーグのGM就任が決まったことにより、ハリスが編成本部長に就任した直後からスタートしていたGM探しがようやく終了した。

グリーンバーグはレンジャーズのかつての共同経営者のチャック・グリーンバーグの息子であり、ハリスとともにカブスのフロントオフィスで活躍。コロンビア大学のロースクールを卒業したあと、カブスで野球運営部門のディレクター、プロスカウト部門のディレクター、GM補佐などを歴任し、ハリスとともに2016年のワールドシリーズ制覇にも貢献した。ジェッド・ホイヤーとカーター・ホーキンスのもとでGM補佐を3年間務めたあと、NHLの世界に活躍の場を移していたが、球界復帰を果たし、今度はタイガースでハリスとともに働くことになった。

ハリスは「ジェフのような質の高い人物を我々の野球運営部門のリーダーシップに加えることができて嬉しく思う。今回のGM探しでは、我々が築き上げようとしている文化にシームレスにフィットしてくれる人物を見つけることが重要だった」とグリーンバーグの加入を歓迎。グリーンバーグは「MLBで最も歴史のあるフランチャイズの1つであるデトロイトでこのような役割を担うことできるのを光栄に思う。10月に野球をプレーできるチームを作るために、フロントオフィスのメンバーたちと協力していくのが楽しみだ」と意欲を示した。

タイガースは今季限りでミゲル・カブレラが引退し、エデュアルド・ロドリゲスもオプトアウトの権利を行使してチームを去る可能性がある。次代の中心選手になるであろう若手が徐々に台頭しているなか、今後のチーム作りを左右する重要なオフシーズンを迎える。

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