「国際レッサーパンダデー」 健康管理の様子など公開 佐世保・森きらら

レッサーパンダの血圧測定などが公開されたイベント=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で「国際レッサーパンダデー」にちなんだイベントが、16日から3日間にわたって開かれ、健康管理の様子などが公開された。
 記念日はアメリカ、ネパールを拠点にする保全活動団体「レッド・パンダ・ネットワーク」が提唱。9月の第3土曜日を記念日に制定している。
 森きららでは3匹のレッサーパンダを飼育している。イベントでは、獣医師の職員がレン(雄、16歳)の血圧を測定し、採血など健康管理の方法を紹介。「採血の情報を基準にして、腎臓などの数値を比較し病気を疑っていく」と説明した。
 ほかにも絶滅危惧種に指定されている現状や保全活動を紹介するコーナーもあった。この企画を目的に大阪府枚方市から訪れた野中優子さん(56)は「獣医師さんの話は貴重だった。判明していない習性があり、不思議な個性がいい」と話した。

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