インドに初のロジ3拠点、ヤマトグループ 順次稼働開始、供給網最適化を支援

ヤマトグループはインドに初のロジスティクスセンターを3拠点開設した。現地法人のヤマトロジスティクスインド(YLI、久家大四郎社長)が、マネサール、ベンガルール、アメダバード地域にそれぞれ開設し、7月25 日から順次稼働を開始した。顧客のグローバルサプライチェーン最適化を支援する。インドは自動車製造が主要産業の一つで、国内外メーカーが完成車や部品の製造量を拡大、近年では国内販売だけでなく、アフリカや中近東などへの輸出も増加している。
 2008年に設立したYLJは、これまでインド国内で主に自動車メーカーにインハウスロジスティクスサービス(顧客施設内でのサービス)を提供してきたが、今般3地域に自社センターを開設、稼働を開始した。
 いずれも工業地帯に近いエリア。国内外サプライヤーから生産工場へ製造部品のジャストインタイム納品、国内外への部品輸送などサービスを提供する。
 さらに、これらサービスを効果的に組み合わせ、インド国内外を含むサプライチェーン全体を最適化するソリューションを提案し、総ロジスティクスコストの削減、生産効率の向上、環境負荷軽減など顧客のビジネスを支援する。
 各施設の延床面積は、マネサールロジスティクスセンター(ハリヤナ州マネサール近郊)1万1500平方㍍、ベンガルールロジスティクスセンター(カルナータカ州)7000平方㍍、アメダバードロジスティクスセンター(グジャラート州)5700平方㍍。

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